氣って何?という質問は、これはもうエネルギーを学ぶにあたり、避けては通れない質問です。
氣って何?
スピリチュアル系のコミュニティでは、
プラーナとかエナジーとか波動とかいう言葉で表現されます。
東洋医学では氣。
私は個人的に、氣とは目に見えない時間の流れの様なものだと思っています。
氣は日本人の私たちにとって、実はすごく身近なものです。
それは日本語に、つまり日本の文化に氣という概念が深く浸透しているからです。
例えば、氣持ちが良い、氣になる、氣が効く、氣さく等、氣のつく言葉はごまんとあります。
そしてそよそよとか、ぷりぷりとか、がさがさといった擬音語は氣の触感を音で表現した言葉です。
ていうか、たとえばそよそよって、どんな意味か説明するのすっごい難しいですよね?
なに、そよそよって?
でもみんなわかりますよね、あー、って。
説明が難しい言葉があって、それをみんなわかってるって、不思議だと思いませんか?
ちなみに氣という漢字は炊き立てのお米から上がる湯氣を由来とした漢字です。
あの湯氣の感じが”氣”というの”素”です♪
形がなくつかみどころがないけれど、私たちが五感を通して感じている”あれ”が氣です。
氣が発生してから、実際に物が生まれたり、目に見える変化が起こるまでには時差があります。
例えば、2月初旬が節分で、この日から春”の氣となりますが、
私たちが実際に春を体感するのは、3月、4月になってからだったりします。
例えば、12時に日が一番高くなりますが、一番熱くなるのは2時頃です。
病氣も同様に、不健康な氣が体の中に流れ出してから、
実際に目に見えて病気になるまでに時差があります。
東洋医学では、この病気になる前の氣の流れを調整して、
病氣になる前に健康な氣を取り戻す事に重きを置いています。
ですから、健康な体作り、食事、睡眠等、日々の生活が大きな要素となるんですねー。
最後にもう一つ。
氣の考え方は、夢を考えるときにとっても役立つんじゃないかと思います。
夢を描くことは、夢に向けて氣を向ける事ですよね。
でも夢はすぐには実現しない。
大きい夢ほど時間がかかりますね。
たとえば、陶芸家になりたいと思って、
たぶん実際に陶芸が出来るようになるのは5年後、
そして本当の意味でマスターになるのは20年後だったりします。
20年の時を信じて、毎日を積み上げる事で、
初めて夢を現実にすることが出来るのだと思うのです。
私は30歳で渡米し、英語をマスターするぞ!っと結構真剣に英語を勉強して、
毎日英語をしゃべり失敗をしてという学びを繰り返していますが、
アメリカ10年目の私の英語は、やはりなにかが10年生なのではないかと思います。
20年目の私はきっと違う理解で英語と向き合っていると思います。
ていうか、そうあって欲しいです。
現代に育った私たちは、思ったことはすぐに叶うと思いがちですが、
それは誤解なのかな、と思うのです。
時間の力を信じて毎日を積み重ねる事で、
骨の髄まで夢という氣を届けていく。
夢を現実にするというのは、そういう事なのではないでしょうか。
*もちろん前世の学びの記憶とか家系などの要素もありますが、そのお話は別の機会に☆