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Harmonic.Resonance.Healing.Art

繋がる。

繋がるってどういう事でしょうか。


私には、繋がりは関係性の中に存在している様に感じられます。

気持ちの良い関係、なんだか圧迫感を感じる関係、怖いんだけど、とても為になる関係など、人とのつながりに様々な関係性があります。ものや自然との関係、目に見えない存在とのつながりにも様々な形がある様に思います。じゃあどうやって良い関係で繋がっていけるか、という事になるんですが、私は、良い関係づくりは、自分自身との関係の癒しから始まると考えています。



私たちの身体は今まで生きてきた時間を全て記憶しています(と私は信じています。)今起きている出来事を、どんなにカオスな状況であっても、それを静観している自分がいるって思うことありませんか?この静観者は、私たちの中のレコードキーパーです。


日々の記憶のほとんどは無意識の中に収納されていて、いつでも簡単に取り出す事はできませんが、ふとした瞬間、例えば若い時につけていた香水の香りをかいだり、懐かしい音楽を聴いた時にふっと当時の記憶が蘇ってくる事ってありますよね。記憶の蓋が開いた瞬間です。記憶と繋がった瞬間です。

まずは感情というか感覚が蘇り、その感じに対しての自分なりの記憶が蘇ります。その記憶が今に再生される感じです。


私たちは様々な経験をして、それを自分なりに理解する事で世界を形成していきます。世界の見方が形成されていきます。世界は宇宙ですから、全てを包含していています。ですから、それをどう切り取るか、どういう現実を見ているか、ということは個人の視点によって決まります。世界は造られているのではなくて、世界は私たちの心が映し出している映画の様なものです。この文章も、今の私の世界の見え方を共有していることになります。



気持ちの良い記憶とは繋がりやすく、愛しやすいと思うのですが、難しかった事、痛かった事と愛で繋がる事は、これは大変な事で、ここに癒しがあると思います。過去に起きた事は変えられないけど、それをどう理解しているか、という現在を変える事ができます。私は自分とのつながりを深めていくために、自分を愛するために、この作業はとても意味があると思います。


過去の傷ついた自分、自分の罪や恥として記録されている記憶は、その痛みを回避するために、出来るだけ痛みを感じない様な現実を映し出します。または痛みを回避する行動を促します。


例えば「あの人にこう言われたから傷ついた」という事を根っこまで掘り下げてみると、それは「痛かった」という記憶だったりします。その痛みが大きすぎて消化しきれなかったり、小さい頃の事で自分でどうすることもできなかったりすると、体がその情報をエネルギーの膜で包み込んで心を守ってくれます。とってもありがたい事ですが、あんまり未消化の感情が溜まると、氣が滞って、心体に不調が出ますので、消化を少しずつしていく事は大切です。


例えば、突然子供の頃の記憶が蘇って涙が出てくる事があるかもしれません。これは守られていた部分が解放されている瞬間なので、その時の自分の話をゆっくりと聞いて、大変だったね、つらかったね、愛してるよ、とその感情が温かな気持ちに変わるまで、大人の自分から声をかけてみてください。記憶とのつながり方が変わり、生活に変化が出てくると思います。それと、もし一人ではどうしようもない時は、どうかプロの力を借りてくださいね。



こういった守られて小さくなっている自分を、ひとつづつ温めてほぐしていく事で、過去の自分を癒し、その経験から学びを得て、自分自身と健康な関係で繋がっていく事ができます。罪や恥を感じる経験を学びとして昇華し、許し、魂を成熟させていく感じです。大人の階段です。


自分とのつながりが癒されていくと、外の世界とのつながりも癒されていきます。心の中で思っていることと、口にする言葉が揃っていきますので、神様やご先祖さま、社会に対する誤解も、自然と解けていくのではないでしょうか。


私は、他のヒーラーさんの力をお借りしてヒーリングを続けていくつもりですが、癒しは日々の中で起きることもありますし、カウンセリングを通して癒されていく方もいらっしゃると思います。やり方は千差万別で、これじゃなきゃダメってないと思うんです。自分なりのやり方で癒されていけば良いと思いますし、もしかしたら、癒しを必要としない方もいらっしゃるのかもしれない、と思ったりもします。



「繋がりたい」という気持ちは、人の心の奥深い所にある、とっても原始的な感情だと思います。その気持ちに素直になって、どんどんと愛のあるつながりを増やしていきたいですね。

そうして、地球が愛に満たされていく事を祈っています♪



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

愛を込めて。

きょうこ


Art Credit: Leah Dorion

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